靴のあれこれ 楽しむ・知る・学ぶ

靴とのつきあい方 知りたい!靴のお手入れ いつものギモンも読めばわかる!革靴を水拭きしても大丈夫?クリームはたくさん塗った方がいい?クリームを塗っておけば雨でも大丈夫?雨に濡れた後、白い粉が出てきたけど? ワンポイント解答はページの最後にあります

大切なのは汚れを落とし、革に栄養を与えること。

靴は、とてもデリケートなパーツの集合体。素材の一つひとつのコンディションが良いときに、はじめてその素晴らしい機能を発揮します。それだけに、日ごろのお手入れがとても大切です。

基本のお手入れ

STEP1ブラシで汚れを落とす

前から後へとブラシをかけて全体の汚れを落とします。縫い目やシワ、甲革とコバの境目等の細かいところも入念に。また意外と目立ちやすいヒール部分も、しっかりとブラッシングしましょう。

ブラシで汚れを落とす
STEP2クリーナーを塗る

クリーナーをウェスにとり、全体に薄く伸ばすように塗ってください。あまり多量に塗ったり、直接、靴に塗ると、シミ等を作る原因となるので注意してください。

クリーナーを塗る
STEP3汚れを拭き取る

クリーナーを塗り終えたら、よく拭いて汚れを落とします。
拭きとるときには、落とした汚れを再び靴につけないように、なるべくウェスのきれいな部分で拭き取るように心がけてください。

汚れを拭き取る

STEP4クリームを塗る

汚れを落とした後、クリーナーと同様に同系色のシューラスタークリームやシュークリームを薄く伸ばしながらムラなく塗ります。このクリームは、革に潤いを与え、ひび割れを防ぐとともに美しい光沢を出します。

クリームを塗る
STEP5全体を磨く

全体にシューラスタークリームを塗ったら靴の表面をブラッシングして余分なクリームを落とします。その後、ウェスで軽く磨いてください。
しだいに光沢が出てきます。コバ等の細かいところや、ベロ(舌革)の部分も忘れずに。

全体を磨く
STEP6光沢を出す

さらに光沢を出したい部分には、シューポリッシュをウェスに少量とって、小さな円を描くように薄く伸ばしてください。ここで水をほんの一滴落として、ゆっくりと水を広げるように磨くと、より美しい光沢が出せます。

光沢を出す
STEP7仕上げ磨き

最後にもう一度、全体を丹念に磨いてください。ナイロンストッキング等で磨くといっそう光沢が増します。

仕上げ磨き
STEP8撥水スプレー

汚れの付着を防ぎ、撥水効果のある撥水スプレーを掛けます。

撥水スプレー
STEP9保管

仕上げにシューツリーを入れて靴を休ませましょう。
木製のシューツリーは湿気をよく吸収し、型くずれを防いで靴を長持ちさせます。

保管
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起毛素材のお手入れ

はじめて履く前に・・・

撥水スプレーを全体に軽く吹きつけます。乾いたら、コシのあるブラシで軽くブラッシングしてください。こうすることで汚れの付着を防止できます。

STEP1ブラシで汚れを落とす

履き終えたら、すぐにブラッシングして汚れを落とします。
表面を起こすようにして、毛の中のホコリをとり除いてください。次にブラシを逆の方向にかけて、毛全体を寝かせるようにしてください。
その日の汚れは、その日のうちに落とすことが肝心です。

ブラシで汚れを落とす
STEP2頑固な汚れを擦り落とす

頑固な汚れはバックスガムを使って落とします。あまり擦りすぎると毛を傷めるので注意してください。
ホワイトバックスの場合、ブラッシングしても汚れが残る場合があります。そんなときは、白いチョークを塗って白く見せるのも有効です。

頑固な汚れを擦り落とす
頑固な汚れを擦り落とす
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雨で濡れた靴のお手入れ

STEP1新聞紙をつめて水気を抜く

雨や汚れを拭き取った後、靴の形を整えながらティッシュでくるんだ新聞紙を中に入れます。そして、風通しの良い日陰で半日ほど乾かします。直射日光や直火等で急激に乾燥させると、革が硬くなりヒビ割れの原因となりますから、絶対に避けてください。

STEP2塩吹きはクリーナーで取る

靴が乾いたら全体をブラッシングの後、シュークリーナー(汚れ落とし)で汚れを拭き取ります。白いシミ(塩吹き)が出ていることがありますが、これは革の塩分や汗がシミ出たものです。布地にクリーナーを取って、丹念に拭き取るようにしてください。

STEP3クリームで栄養を与える

ラスタークリームを薄く伸ばしながら、ムラなく塗って磨いてください。このクリームは、濡れてダメージを受けた革に栄養と光沢を与え、ヒビ割れを防ぎます。革底には、ごく少量のミンクオイルを薄く伸ばして油分を補給してください。

STEP4ウォータープルーフスプレーで雨対策

カーフやキップ等のアニリン染めの革や、革本来の風合いを活かした素仕上げに近い革は、特にシミや水膨れになりやすいので、雨の日に履くとき、必ず撥水スプレーを吹きかけることをおすすめします。お手入れが終ったら、シューツリーを入れて風通しのよい日陰に保管してください。

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靴クリームの特徴と使い方

ウォータープルーフスプレー:撥水用

スウェードスプレー:保革と撥水用

シュークリーナー:汚れ落とし用

ミンクオイル:オイルレザー用

シューリキッドクリーム:液状クリーム

シューラスタークリーム:乳化性クリーム

シュークリーム:乳化性クリーム

シューポリッシュ:油性クリーム

乳化性クリームの性質

乳化性クリームはワックス、油、水、3種類の成分を混ぜ合わせて乳化したものです。自然なツヤが出ることと革を柔らかく保つ特長があります。また油溶性染料、水溶性染料、顔料等が併用が可能で、着色性に優れています。

油性クリーム(缶入りタイプ)の性質

ワックスと油の2成分からなり、水は入っていません。このため乳化性クリームより撥水性の点で優れています。しかし油性クリームだけを使っていると革の色が薄くなることがあるので、革のためには栄養保革効果の高い乳化性クリームを併用するのが理想です。

液状クリームの性質

液体クリームはワックスと水の2成分を液状乳化したもので、栄養分が加えられています。着色には油溶性の染料を主体に用いており、ツヤや耐屈曲性に優れた使いやすいクリームです。

ワンポイント解答
革靴を水拭きしても大丈夫?
水拭きではなく、クリーナーを塗って汚れを拭き取るようにしてください。
クリームを塗っておけば雨でも大丈夫?
クリームは革に栄養を与えるためのものです。雨対策には撥水スプレー等をご利用ください。
クリームはたくさん塗った方がいい?
クリームが革に十分になじんだら、余分なクリームは拭き取っておいてください。余分なクリームはほこりを寄せ付け、汚れの原因になります。
雨に濡れた後、白い粉が出てきたけど?
白い粉の正体は塩分です。クリーナーでしっかりと拭き取ってください。
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