昔ながらの技法で手間ひまかけて天然素材ベジタブルタンニンで鞣しをおこなう国内有数のタンナー
栃木レザー株式会社
古くから行なわれていた植物タンニンなめしという方法は、植物の樹皮等から抽出したタンニン液(シブ)をなめし剤として用います。
原皮を水洗いし、石灰漬けで脱毛、皮裏の不用物を取り除き、タンニンなめしを行い、乾燥させ仕上げていきます。
革の断面は茶褐色、堅牢で伸びが少なくソールにも使われる革が出来上がります。
栃木レザーは昔ながらの手間のかかるなめし工程を頑なに守り続けています。
有害な物質を排出する薬品類は一切使わず、タンニンを多く含むアカシア系の樹木ミモザのワットルバーグ(樹皮)から抽出した樹脂を使い、時間をかけてじっくりなめします。
職人たちもそれぞれの工程のエキスパートが揃い、他では絶対にまねのできない”ひと手間”に心血を注いでいます。
そのエキスパートの職人たちが手間をかけ、20もの工程を得て作り上げた革は、優れた風合いはもちろんのこと、耐久性、吸湿性、放湿性を誇るあらゆる生活用品に活用できるものとなります。
この栃木レザーで作られたシューズの特徴は、堅牢で自然な風合いの色味の革が、使えば使うほど味わいを増し経年変化(エイジング)を楽しめることです。
クレープソールの底材はボリューム感ありグリップ力もあるので滑りにくく、切りっぱなしの切り口(アンライニング)もこだわりのポイントです。
オールソール、かかと補修の修理が可能なので、エイジングを楽しみながら長く愛用できる一足です。
同素材のベルトもございますので、ベルトとシューズを合わせたコーディネイトもおすすめです。