皆さまにおかれましては、平素は格別のご支援をたまわり厚くお礼申し上げます。
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境が改善し、景気は緩やかな回復傾向にあります。一方で消費者物価の上昇は続いており、更に、中国経済の先行き懸念や米国の政策動向に対する不確実性など、先行きは不透明な状況が続いております。
靴業界におきましても、業界全体がシュリンクしており、ファッションやワークスタイルの多様化等により、特にビジネスユースの革靴は需要が縮小傾向にあり、加えて消費者物価上昇に伴う節約志向の継続、原材料・商品仕入原価の高騰等により厳しい経営環境が続いております。
このような環境のなか、中期経営計画2年目の実績は、消費者のワークスタイルや購買行動の多様化、猛暑等気候変動への十分な対応ができず、目標数値を下回る結果となりました。現下の状況を鑑み、中期経営計画3年目を迎えるあたりその一部を見直し、商品開発力と販売戦略の強化を図り、収益性の改善とデジタルデータの利活用によるビジネスモデルの構築に取り組んでまいります。
特に主力である「REGAL(リーガル)」は、本年2月に新たなタグライン「Always feel good」を設定し、23年ぶりにブランドロゴを刷新、企業ミッションである“「ずっといい」を創造する”を具現化する基幹ブランドとして製品・機能・サービスを繋ぐ一貫体制により、お客さまへの提供価値を高めてまいります。
将来にわたって変化に対応し、事業の発展をとおして持続可能な社会の実現に貢献し、お客さまの人生に物語を、社会に豊かさをつくっていく企業を目指し、常に変革と新たな可能性に向けて挑戦をあきらめない姿勢で取り組んでまいります。
今後とも、変わらぬご支援、ご愛顧をたまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。

