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【コラム】靴ベラを使うのはなぜ?

2025.05.29

「靴は靴ベラを使って履きましょう」と言われますが、そのまま履いてしまう方も多いのではないでしょうか。
靴ベラを使わずに履くと、靴に負荷がかかり、思わぬトラブルの原因にもなります。
今回は、急いでいるときや外出先でついやってしまう、靴ベラを使わずに履いた際のデメリットについてみていきましょう。

●指を靴ベラの代わりにすると…
少なくとも指一本分無理やり足を靴の中に押し込むこととなります。
足は窮屈になりますし、指は痛いし、続けていると、本来の靴の形状が崩れて履き心地が悪くなることがあります。

●かかとをぐりぐり踏みながら入れると…
靴のかかと部分には「月型芯(カウンター)」と言われる芯が入っています。
かかとを踏んでしまうと、月型芯が変形して足の収まりが悪くなり、履き心地にも影響します。
また最悪の場合、革が切れてしまうことも。さらにかかとにシワが入ることで、見た目が悪くなってしまうのもマイナスポイントです。

靴ベラを使うことで、靴へのダメージが軽減されて良い状態を長く保てることと同時に、スムーズかつ快適に靴を履くことができます。


1、つま先を靴に入れ、かかとを浮かせます

紐靴の場合は紐を緩めましょう。


2、靴ベラの先を靴のかかと部分に垂直に入れます

この時、中敷きに靴ベラの先が当たらないよう、浮かせた状態にします。

<綺麗に履き続けるポイント>
・NG画像(右)のように、靴ベラを斜めに深く差し込み、かかとで踏みながら力づくで引き抜く履き方は、中敷きの傷や破れを引き起こす原因となります。
・OK画像(左)のように、靴ベラをまっすぐ入れて履くと、中敷を傷めることなく履くことができます。


3、靴ベラは動かさず、かかとを靴ベラに沿って下ろします


4、靴ベラを抜きます


靴ベラには立ったまま使える柄が長いタイプや外出時に携帯しやすいミニタイプのものなどがあります。
自分の使いやすいものを持っておくと便利ですね。


今回のコラムのポイント

  • 靴ベラを使うと
  • ・靴のダメージを防ぐことにつながる!
  • ・靴を長く愛用できる!

※記事の内容、商品スペック、価格等の情報は掲載時点のものです。

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